リーグ・オブ・レジェンド


1899年イギリスを舞台にした
欧米で人気のある伝説的なフィクションの超人が
世界平和のために活躍する物語。
インディ・ジョーンズの元ネタとなった冒険家のおっさん
ネモ船長、女ドラキュラ、透明人間、不老不死の男
ジキル博士とハイド氏、トム・ソーヤー
敵ボスはホームズの宿敵という贅沢さ。

本場ではどうなのかはわからないが
日本人ではよっぽど本の虫で
しかも西欧文学古典好きでもないかぎりは
読んだことがなさそうな本の主人公が題材となっているので
キャラクターに対する思い入れがないのが
面白さに対して辛いところ。

それぞれのキャラクターは立っていて
それなりに物語はあるのだが
それ以前に説明不足は置いてけぼりな展開が多い。
敵の武器やネモ船長のノーチラス号は相当な
オーバーテクノロジーなのだけど
それに対する説明もあまりなかったりする。
ただ、続編が作れるつくりになっていたので
続編があれば「時間が越えられる男」とかが出るかもしれない。
そんな人が西欧文学古典に登場するかはしらないけれど。

あと、背景CGは映画にしては微妙にハリボテくさいですが
クリーチャーCGはなかなかの迫力ですよ。
一部キャラの体術アクションも
スピード感とテクニカル感があってなかなかカッコよいです。。

総評として、企画としては面白いし、映画として見れなくはないけど
日本人では予備知識が必要だと思われます。
ヒーロー集結って意味では邦画では魔界転生が近いのかも
(見たことないけど)

元ネタとなっている小説を知っていればもそっと楽しめたと思います。

500円