SDガンダムフォース

http://www.sunrise-inc.co.jp/sd_gundamforce/

終わってしまったアニメの感想を書いても仕方ないのだが。っつーか、バリバリ子供向けのアニメにいい大人が、ねぇ。と、思わないわけではないんですけどね。まぁ、朝の戦隊とかも見てるし、いっか。

見てたのは後半で、すでに中ボス撃破の後からだったんですが、さすが子供向け、ちょっと公式サイトとか見たらだいぶストーリーラインや設定がわかるようになりました。毎話ごとのおさらいと予告もわかりやすいし。
中身は、15年くらい前に僕らガンダム少年たちを沸かせたSDガンダムの世界観を今風にアレンジしたもの。と、いってもSDガンダムって武者とかナイトとかコマンドとかあったじゃないですか。ガンダムフォースの世界観はこれら三つの融合して再構成したもの。主人公がいるコマンドの世界と異世界にあるナイトと武者の二つの国。残念ながらでてくるキャラクタは昔のものとはまったく違いますが、天宮、ラクロア、天地城、大将軍、などなど、懐かしのフレーズはいっぱいでてきますよ。

で、僕がこのアニメおもれーなーと思ったのは往年の「勇者シリーズ」の文法で書かれているということ。
子供が主役なんだけど、こいつがまったく戦闘の役に立たない。みんなに守ってもらって「がんばれーっ!」とか言ってるだけ。なんだけど、主役の少年が「ガンバレ」と言えば言うだけ主役ロボに力が沸くっていう不思議回路「ソウルドライブ」を搭載してるんで、応援すればするだけパワーアップするんです。なんか、当時小学生だった僕の魂を虜にした勇者シリーズを思い出しますよ。特に前半の主役少年が無力だったころ。中盤以降は指揮官とかパイロットだものね。
まぁ、これだけなら普通の子供向け熱いアニメですが、これが最後に逆に作用します。敵のボスに捕まって幻覚に苦しむ主役少年をみんなが応援しながら助けに向かう。少年は1年間と戦いに日々を通した心の強さで幻覚に立ち向かうがそれでも段々と精神が侵されていく。助けに向かう主役ロボ。しかし、少年の応援がないので本来の力が出ない。諦めかけていたロボにくる仲間からの叱咤。やってみるロボ。1年間の戦いの日々を思い、輝くソウルドライブ!超熱い。
そしてボスの撃破。いやー、燃える。燃えた。

まぁ、子供向けなんで単純なストーリーですけど、何気に毎週楽しみなアニメでした。もともと、アニメも漫画もゲームもさ、子供のモノだったんですよ。そりゃ、サブカルとして発達してきたんだから大人が楽しむことに異論はないですし、大人だけが楽しめるそういうのがあってもいいですけど、子供が単純に楽しめて、元気に頑張れるこういった作品がたくさん作られるといいですよね。