南紀旅行記

masamisami2005-09-14


写真は紀伊大島で出会った野良猫。やたら寄ってきて少し困った。

1日目

選挙に行って喫茶店でモーニングを取って名古屋を出たのが8時過ぎ、伊勢湾岸道東名阪道伊勢道→R42と高速、一般道を乗り継ぎ、途中で休憩し、太地町に着いたのが午後2時頃。昼に間に合う計算だったんだけど、無理せずのんびりしてたら間に合わなかったので昼食は道の駅でカツカレーとめはり寿司。道の駅もナカナカ特色があって高速のサービスエリアよりも面白かった。
太地に到着したらくじらの博物館へ行き、自然プールのシャチのショーとか、実物大のシロナガスクジラの骨のレプリカとかクジラの内臓のホルマリン漬けとか見る。案外ボロくて城の中の博物館とかみたいな昭和臭がしたんだけど、結構はやってた。
そして夕方ホテルへ。
一応リゾートホテルに泊まったんだけど、日曜の夜だからなのか、客が僕らしかいなくてまさに貸切状態。風呂もいつ行ってもだれもいないし*1、部屋も海側角部屋、玄関には「歓迎水野様御一行」の看板まで!
夕食にはクジラの町らしくクジラも少しでまして、ナカナカおいしゅうございました。

2日目

午前中はホテルの付属施設でイルカ遊び。ウェットスーツ着てイルカとキャッチボールしたり、背中掻いたり、歯で殴られたり、疲れて休んでいるところを真横をジャンプされたり、背びれにつかまって泳いだり。見た感じ魚類ですが、やっぱ哺乳類なわけで、しかもかなり賢いわけで、一般的には犬並みくらいの知能はあると言われているそうです。と、いうか触れ合った印象的に性格もイヌっぽくて、「背中を掻かれると気持ちいい」「飽きると一人で遊びだす」「お客よりもインストラクター(ご主人)が大好き」という感じで人んちの犬*2と遊んでる感じでした。
鯨肉を食べて途中那智黒飴の工場見学をして串本方面へ移動、本州最南端の町へ。
途中、名勝も多くて、その一つ、橋杭岩に立ち寄ったのです。ちょうど潮が引いているときで途中まで歩いて行けたのだけど、探検みたいで楽しかった。自然の海底なのに砂とか砂利みたいなのじゃなくて、岩盤がむき出しになっていて、コンクリが打ってあるようでした。

潮岬では「本州最南端訪問証明書」というのを入場券代わりに貰って展望タワーに昇った。
これは本当に廃墟ギリギリで、最上階の天井のコンクリが剥離していたり、途中の階にはなぜか「マジックミラールーム」というのがあって鏡を使った迷路みたいなものでもあるのかなと思ったら凹型、凸型に加工した鏡が並べてあるだけで、しかもなぜかあいてるスペースにはバーチャファイターとかも置いてあった。最南端の展望タワーというだけあってさすがに眺めは最高なんだけど、いかんせん建物の頼りなさと断崖の上のなにもない丘のてっぺんに建ってることからの心理的な高さから物凄く怖くて足がすくんでしまいました。

夕方になってきたので紀伊大島へ向かい宿へ。
この日はペンションへ宿泊。3年前に鳥羽でペンションに泊まったときから相方と二人すっかりペンション好きで今のところ昔からの民宿的がイメージのハズレはなく、今回もおいしい料理をたらふくいただけた。鱧とか、松茸とか、鴨とか普段食えないものが食えて満足。

3日目

早起きしてご来光を拝んだあと、散歩とか宿の犬と遊んだりとかしてチェックアウトギリギリまでのんびりして、1890年トルコ船エルトゥールルが台風により座礁した樫野埼へ。今のトルコ人親日感情は全てこの出来事からきてることを考えるとすごく感慨深い。トルコ記念館や、記念碑なども建てられている。岬の先には日本最古の洋式石造灯台もあり、景観も見事。この旅の目的の一つに良い景色、大きい自然風景を見て心を洗うというのがあったのでもうおなかいっぱいくらい楽しめた。灯台の周りが芝生になっているのだけど、そこでどこからともなく現れた猫とであった。あいにく持ち合わせの食料がなかったのだけど、物凄く人になれていて、簡単に抱かせてくれた。かわいかった(*´д`*)。
串本まで戻ってペンションのご主人が「大阪のどのお好み焼きよりも美味い」と言い切るお好み焼き屋で昼食をとる。たしかに美味かった。
疲れ分を考慮して早めに帰途につく。2時頃串本を出て、休憩を繰り返し、伊勢で高速に乗る頃には真っ暗。そこからラストスパートで名古屋に帰ってきたのが8時頃でした。
帰りの運転はさすがにハードだった。

そして楽しかった。いやぁ、心洗われたよ。いつか子供ができたら今度は子供を連れて行きたいなと強く思いました。

*1:電気消えてるし扇風機まわってないし

*2:レトリバーとか賢くておとなしい犬だとかなり印象は近い