第11話母上行って来ます


舞台が本番に移ろうとするのに随分時間をかけていますね。来週はまだ江戸のようです。新選組!第11話


・中間管理的な友人、山岡鉄太郎
友達グループだでかくなりすぎるとその中で派閥とかができたり、強引グマイウェイな人間がでてきてまとまらなくなったりして、調整役というか折衝役になってしまうイイヤツってどこにでもいますよねぇ。こういうタイプは一人くらいいると人間関係楽できますけど、基本的に世渡り上手なのでそんなに信用できないんじゃないかと思いますが、生涯の親友とかまで言われてますね。この人は日和ってるとは言わないですけど、時勢を読むのが上手そうだなと思った。


・なぜいる桂
なぜ桂は試衛館にいたんでしょうねぇ?ドラマ的にはつねやみつの不安を煽るのと、将来的に桂が敵となるというメッセージ、そしてそれは二人の望まないところで起こる、ということなんでしょうねぇ。桂は、どうも勇を馬鹿にはしていますが嫌いではないようです。それは勇の幼さがある意味羨ましいからなのかもしれませんね。
あと、関係ないんですけど、このシーンで思ったのは、自衛隊イラク行ったときもこんな感じだったのかな、と。イラク=京、勇たち=自衛隊員、幕府=日本、テロリスト他=攘夷志士。つうか、この時代は攘夷志士ってテロリストなんですよね、勝って官軍になったわけで。


・里の人たちと別れを惜しむ
多摩っていうのは天領(幕府直轄領)だったらしいですね。だから特に試衛館では「御公儀のために」っていう意識が強かったらしいです。そして勇の「武士よりも武士らしく」の礎が育まれたんでしょうね。ちなみに、史実はどうかわわかりませんが、近藤勇が「偽の」長曾根虎徹を持っていたのは司馬遼太郎の小説出てきていたりしていて、どうも公式設定みたいなもんになっているそうです。あと有名なのは沖田の菊一文字か。こっちは出ないと思いますけど。


・そして母上いってきます
来週にはおそらく嫁・つね、娘・たまとの別れイベントが用意されていると思うんですが多分それよりもドラマ的に重点が置かれていたであろう最後の別れパート。何年もいがみあっていた大の大人がそう易々とは仲直りできないとは思うのですが、そこで納得して謝ってあげるのが親の器量というもんでしょう。許す許さないというよりは仲直りの儀式みたいなもんなんでしょうね。
ところでこのシーン、ふでと勇の顔が同時に映っている場面が外の畑に出るまで一つも無かったんですが、もしかして別々で撮ったのかな?ナカナカ香取くんは時間がとれないらしいので。


なんか邪推みたいのが入ってますがこんなもんで。来週はついに江戸を出るみたいですね。この後もまだまだイベント目白押し少しづつ史実の部分も増えていくでしょうけど、うまくアレンジを入れていろんな意味で面白い作品を作っていって欲しいと思います。