レイクサイド マーダーケース

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原作:東野圭吾 監督:青山信治

この監督さんさんは知らないんですけど、原作東野圭吾は知っているぞ。実は読んだことないけど気になる面白いサスペンスミステリーを書く人だ。という感じで見に行ってきました。主演が役所広司だしね。
ミステリーなんでネタバレ避けると非常に話すことがない。前g@me見たときもそうだったんですけど、この人の話は中盤で見事に予定調和を崩してくれて楽しい。それに加えて「お受験」に向かう大人と子供の気持ち悪さもいい。みんな盲目的で機械的で見ていて、非常に気持ち悪い。それが正しいと思っていると思いきや、醜いって知ってるんですよね。みんな。私立中学の受験ってなんか不毛だなぁ。と本筋に関係ないところで思ったり。
ラスト、人が死んでるのに結局だれも捕まりません。でも、あの展開なら、多分あの人だけは捕まるんじゃないかなぁ、と思わされます。それを見せないのも映画としてはいいですね。そのまま終わってもまぁ、お話としてキレイだし、捕まるところまで見せても時間は飛ぶは湖畔の別荘という限定空間ではなくなるはで、あんまし楽しくないしね。

レディ・ジョーカーでは原作付邦画サスペンス・ミステリにはちょっとがっかりさせられたんですが、この映画はよかった。原作と監督と脚本しだいで、うまくできるもんなんですよねぇ〜。いやぁ、きれいにまとまって余韻もあるし、面白かった。