第5話婚礼の日に


今回のお話は勇の結婚式。
に現れたザ・アウトロー、山口一(斉藤一)。
多摩の人達と武家の人達の違いや、桂の尊大な性格とかがコメディポイント。
一が追われて気弱になっているのかなんか先週とキャラが違う。


・嫁
まさに内助の功、近藤つね。多くは語らず、多くは聞かず。
良家の娘にして武家の嫁とはこういうものなんでしょうか?
最初、ずっと黙っていたのは結婚が嫌だったのかと思ったのですが、嫁としての態度だったんでしょうね〜。
でもなんとなくぎこちなさがあります。もしかしたらふでさん(母上)みたくなっていくんでしょうか?


・山南敬介
かなり変な人ですね〜。
近藤勇を品定めするために半ば試衛館に入門しています。
実際、品定めされる勇も変な人なんですけどね。劇中に山南が言ってるように勇の人柄が見える事件が起こって、それを取り巻く人達の反応をみて「こいつは違う」という思いを明確にしたようです。
また試衛館という舞台で考えた場合、今の所、ただ一人生まれつきの武士でさらにインテリですから、その辺も話を転がすのに使いやすそうです。
土方の頭のよさは機転という意味で山南のそれとは違いますからね。


・山口一
今回、山口が近藤を頼ってきたことが話のポイントになっているわけです。
アウトローというイメージを前回あれだけつけられたのに今回勇にあれだけ頼ってしまうのは結構拍子抜けですよねぇ。
実際この恩義が新選組結成にあたって大きなファクターになっていくのでしょう。
一は今回上方(大阪京都方面)に逃げていきましたから舞台が京都に移るまでもう出番がないのかも。
そして逃げる手助けに鴨を使うことによって近藤は鴨との縁が濃くなったわけですよ。かなりさりげなく新見錦もいるしな。


井上源三郎
実は強い源さん。後世新選組最強と言われ、漫画史に名を残す人気作品にダーティーヒーローとして登場し、新選組随一の長生きだった斉藤一の剣を手負いとは言え抑えます。
実戦に即した剣、天然理心流の免許皆伝ですよね。
「お前は使用人ではなかったのか」→「それは失礼致しました」の山南の変貌が面白すぎ。
しかも強いだけではなくてちゃんと真理を見据えたいいことを年長者として勇に伝えます。
まだなんか周囲に流されることに戸惑いながらも実は周りの人に置いてかれてるんじゃないかって焦ってるだけの勇とは違いますね。
こんないい人が鳥羽伏見の戦場で亡くなるなんて不憫すぎる。


ストーリー的にはあまり進みませんでしたねぇ〜。
いや、勇が嫁を貰ったんですけど。
次回以降、このおとなしい嫁がどれだけ試衛館のどたばたに巻き込まれるのか、がちょっと見ものですね。
なんか、歴史モノや時代劇として楽しむより普通の連ドラかコメディーとして楽しんだほうがいいのかな?
殺陣は殺陣で迫力あったんですけどね〜。第一話。


来週は久々の永倉パートです。
そういえば、斉藤と永倉や原田との縁も作らないといけないんですよね。ドラマ的に。どうなるんだろ?