第13話芹沢鴨、爆発!

後の新選組の縮図というか、なんだっけ?前版。の新選組!第13話です。

・試衛館の面々の動き
これが個性が出つつ適材適所なのが面白いですね。これはつまり土方の人材登用術なんですよね。近藤を(お飾りの)筆頭として、土方が何をすべきか、何ができるのかを考え、山南が具現化していく、そしてそれを土方に返して誰がどのように実行していくのかを詰めていく。で、何か起こっても出来るだけは土方、山南で解決しようとして、最後は近藤に頼む。これは結構理想的な人材活用だと思います。


・含むところのなりそうな土方
そういう感じで「新選組!」での土方は人材の活用、利用に長けています。その目は当然近藤にも向けられています。あわよくば土方は芹沢を利用して近藤の器を量ろうとしたんじゃないでしょうか?近藤が「俺が行ってくる」って出て行ったときの顔を見て思った。


・THE悪役・芹沢鴨
僕は本当のカッコイイ悪役っていうのは自分が悪だと自覚していて、その上でより悪く昇っていこうとしている人間だと思うのです。そういう人間になろうとしている男芹沢鴨。自分が悪役になることで、世の中や人間を見極めようとしているんですよね。とは劇中粕谷が言っていましたけど。芹沢、このまま悪くカッコよく死んで欲しいですね。悪くあろうとする理由とかは誰か他の人の視点から見せてほしい。


・御頭・近藤勇
黙って座って責任だけとる。下が一生懸命働いて、正しい方向に進んでれば理想的なリーダーですね。で、そのリーダー学を土方から学んだ近藤、ってなんか情けないな〜。お飾りみたいですね。ただ、土方がどうしてそう思ったかはわかりませんが、やっぱり近藤には人を惹きつける決定的な資質というものがあったようです。人を惹きつけるというのはつまりそれは危険なものにもなりうるわけですけど、今後新選組に入る人たちはその魅力に、入らない人たちはその危険に取り込まれていくんでしょうか?


来週はついに京都入り、八木家の面々、長州の人々、その他色々舞台は整っていきます。これから段々と血なまぐさい話になっていきます。勇やトシや宗が始めて手を汚す話は、大切に書いて欲しいです。