笑いの大学 http://warainodaigaku.nifty.com/

リンク先は音(っつうか笑い声)が出ます。ちょと怖いので注意!


時代は昭和15年。場所は警視庁取調室。人物は、喜劇作家と検閲官。

今現在、日常的に劇団四季とか宝塚とかみたいな大型のではない演劇を見る人っていうのはどれくらいいるんでしょうか?
僕は昔やってたのと、今でもやってる連れがいる関係で半年に1〜2本みるんです。時間にして2時間ほど。料金は1000〜2000円といったところ。時間的、金額的には大体映画と同じ感覚ですよね。映画との一番大きな違いは、観客と舞台との距離感。
同じ空気を吸って、同じ時間を体感する感覚。観客が舞台から与えられて感動したり笑ったりするわけではなく、舞台自体も観客から与えられて変化していきます。正直、ちゃんと作ってる芝居は、並の映画よりも圧倒的に面白い。
そんな芝居が一般的な楽しみとしてあった時代を舞台にした、楽しみを作る側である作家と、楽しみを潰す側の検閲官の対話劇。それがこの映画の8割。


あと2割は男同士の友情。ここが少し泣ける。


というかですね、構成が完璧に面白すぎて感想のいいようがありませんデビルマンの時はあんなに感想書いたのに、今回は演劇鑑賞の案内です。
大学の演劇サークルなんかが見やすくて入門にはいいです。ただ、当たり外れが大きいからなー。む〜。

笑の大学三谷幸喜独特の計算されつくした本が好きな人には是非オススメですよ。
そして、エンドクレジットが終わるまで立っちゃだめです。NG集はないですけど、世界観の広がる、いいエンディングになっています。ただ、スタッフロールがだらだらするんじゃなくて、見てて楽しい。