ブレイブ・ストーリー/宮部みゆき
- 作者: 宮部みゆき
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2006/05/24
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映画公開には間に合わなかったけど、通勤電車のなかで細々と読みきった。
ハリーポッターも指輪物語もナルニア国物語もゲド戦記も、ドラクエのノベライズですら読んだことないファンタジー童貞の僕が始めて手に取ったのは映画になった「ブレイブ・ストーリー」
分厚い文庫で3冊。ちょい薄めにしてスニーカーで4冊。これだけがすべて続き物のお話なのだか恐れ入る。
僕がオタク現役だった頃の爆れつハンターなんかは1冊の厚さは半分でしかもやたら改行が多くて下半分がメモ帳に使えるんじゃないかと思うくらいの内容だったのに。
僕らと時間軸を同じくする”現世”と現世の人びとの思いで綴られる異世界”幻界”。現世の人間が幻界に渡り”運命の女神”の住まう”運命の塔”へ辿り着けば自らの運命を変え、幸福な報われるものとすることができる。幻界に渡るには10年に一度開かれる扉を「運命を変えたいという強い意志」を持ってくぐらなくてはならない。
そうして、少年ワタルの冒険は始まるのだ。
ドラクエ8のキャッチコピーは「見渡す限りの世界がある」だった。それを文章にしたのが”幻界”の風景だと思ってもらっていいと思う。獣人やヒトやドラゴンの暮らす世界、町はそれぞれ固有の産業があり、そこに暮らす人々はそれぞれがそれぞれに役割を持って生きている、まるで90年代前半のRPG全盛記の世界観。そこを少年ワタルと一緒に僕らは冒険していくのだ。
ワタルの道程については正直、すべてが驚きの面白さなので触れないで置こう。ただ、映画版のコピーである「これは僕の勇気の話」というのは結末をすると、よく沁みる言葉であります。
アニメ映画もいいけれど、この世界観を正統派RPGにして欲しいと思ったのは僕だけではないはずだ。
mr.children 箒星
- アーティスト: Mr.Children
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CDは普通発売日の1日前に店頭に並ぶので会社を定時ダッシュしてゲットしてきた。
apbankfesまでに歌えるようにしないとな。去年の四次元は聞いてる方が多かったからなー。
・箒星 -ORDINARY BEAUTY-
限定DVD付を買ったので早速見てみたんだけど、プロモといかイメージビデオ?良かった。
冴えない男女の出会いから気持ちを育んでいく様を歌にあわせてミュージカル調に進めていくんだけど、セリフが最後の一言しかない中、「心の声」として主人公二人とまったく同じ格好をした人たちが10人くらいでてきて気持ちや葛藤を代弁したり、一緒に踊ったりする。
意味ありげなのが、このまったく同じ扮装をした20人ばかしの男女が歌に合わせて踊るのだけど、決して男女で手を取り合ったり体に触れたりしないの。なんだか、気になりだしてから、好きだと思って、気持ちを伝えるまでにある不思議な結界のように。
ほかにも、よく見ていくと色々と意味ありげな小ネタが仕込んでありそう。
どんな人が作ったのか気になったけど、ウチのテレビじゃスタッフロールの字が読めなかったよ。ショック。
・ほころび
ポップな曲調なのに歌詞ちゃんと読んだら泣きそうになった。
・my sweet heart
娘に宛てた歌だろうなぁ。
エレ片omosiroライブ
http://www.tbs.co.jp/radio/format/elekata.html
金曜日に行ってきました。
エレキコミックと片桐仁(ラーメンズ)のライブ。
別に、ライブに行くほどお笑い好きではないんですけど、相方がラーメンズだけは別格なので、どこでこの情報をみつけたのか券をとってきまして、行ってきました。
ちなみにギリジン(片桐仁)の相方の小林賢太郎さんの舞台も5月にはるばる新神戸まで見に行ってます。KKP#5TAKEOFF。
単純にバカバカしくて面白かった。
2時間の舞台で前説→オープニング→コント→有名CMをパクったグッズの販促ビデオ→深夜番組のグダグダ企画みたいなコーナー→ギリジンの替え歌ビデオ→コント→エンディング
なんか、お笑いのライブビデオ見てるともっとコント入ってるんだけど、実質コント2本しかやってなかったんだけどなぁ〜。面白かったからよかったんスけどね。
ラーメンズの面白さは知ってたけど、エレコミの面白さも気に入った!
最近のテレビのバラエティはつまんねぇからなぁ〜。大笑いしてきました。
追記
こんなニュースが出てた。
http://www.bounce.com/news/daily.php/8250/
■
前回のレビュー以来観た読んだもの。
・本
頼子のために/法月綸太郎
論理パズルという感じで面白かった。
でも、サスペンス慣れしてると多分あの人が犯人なんだろうなってわかっちゃうよね。
社会問題とか精神論とかないので、読書の中休みにこういうミステリは必要です。
理由/宮部みゆき
どういう脳してたらこういう話が書けるんだろう?
次々と事件が起こるミステリではなくて一つの事件を様々な視点で検証しているミステリ。
ノンフィクションのドキュメンタリーでも読んでるかのようでした。
OUT/桐野夏生
発想の大胆さや、平凡な人物の大胆で突飛な行動は面白かったけど、人生の前後を想像できない登場人物たちや、何よりも主役がただのおばさんじゃなかったことがこの小説のウリを相殺してる気がする。
オーデュボンの祈り/伊坂幸太郎
突飛な展開、ありえない世界観なのに、この現実感はなんなんだ。
一人称で話が進みつつ、途中過去の挿話を入れることで世界観を過不足なく補完していく。ものすごく読みやすく、疾走感のある話でした。
完全なる悪役がいるのもこの手の話では珍しいのでよかったかと。
伊坂幸太郎は(今更)要チェックだ。
・映画
DEATHNOTE前編
http://wwws.warnerbros.co.jp/deathnote/
悪い言い方になるけど、及第点。むしろ、こんだけの話題作でTV局、映画会社、芸能事務所、出版社、その他スポンサーと色々思惑のありそうな作品をここまで平均的な佳作邦画に仕上げたのはむしろ褒めて然るべきだと思います。
原作をいい感じに思い切って調理して、表現としての漫画のよさ、映画のよさをわかってる人が作ったんだろうなと思う。
ラストの引きも良く、印象深く後編へ繋げられるんじゃないだろうか。
むだな知識をつけたらつけただけ喜ぶ僕みたいな人間のための漫画。
この漫画を読んで以来、酒と言ったら主に日本酒を飲むようになりました。
発酵物に関する知識漫画で、ちょっと薀蓄くさいけど、おもしろいよー。
お久しぶりです。結婚します。
今年の11月に。
先だって8月に引っ越す予定です。
まぁ、2ヶ月ブログ放置してる時点で、見放されてナンボですけども。
最近は式場行ったり、衣装見たり、新居の契約したり、プライベートでも忙しいかと思いきや、年度末からいまだに仕事が続いてて、なんか夏なのに、建設業なのに仕事でも忙しいです。
クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶ 踊れ!アミーゴ!
http://www.shinchan-movie.com/
毎年恒例クレヨンしんちゃん。
去年、一昨年はどっちかっていうとギャグよりの比重で描いてありましたが、今年はどっちかっていうと泣きより。
風間くんが可哀想すぎる。
ドラえもんに例えるなら、しんのすけ→ジャイアン、ひろし→のび太、みさえ→ドラえもん、風間君→スネ夫、ほかの友達→しずかちゃん。
みたいなポジション取りっぽい。映画になると途端に立派になるワガママ、途端に役立つようになる、お守係り、被害者かかり、そのた便利屋みたいな。
今回、知らずに周りの人間が偽者とすりかわっていって、ちょっとづつサンバをめられるというストーリー。
サンバがなくて、クレヨンしんちゃんじゃなかったら、普通に怖い話ですよ。アウターゾーンとかぬ〜べ〜とかでありそうな。
実際、今までの映画より、子供たちの視点パートが長い(今までは導入くらいであとは人質とか、驚き訳とかが多かった気がする)。それがまた、子供たちの恐怖感を上手に見せてくれる。黄昏時に、5歳児が誰もいない公園に隠れざるを得ない状況ってどないやねん!って。不憫でしょうがない。
それがちゃんと、やっぱり家族愛につながるのがなんとも。
しかし、何より池田秀一が出てくるのがダメだった。最大の一撃だった。
クレしん映画ゲスト独特の変キャラがシャアの声でシャアみたいなセリフを吐くので殆どが親子連れでスルーしているところで大ウケしてました。喋ってる間中笑いが止まらない。
相変わらず、家族っていいと思える良い映画でした。
人が死ぬコナン見せるより、こどもにはこっちを見せたほうが情操教育にはいいんじゃないだろうか?
いや、コナンも面白いけど。